FC契約・トラブル

フランチャイズ契約（FC契約）とは、一般的に、本部が加盟店に対して、特定の商標・商号などを使用する権利を与えるとともに、加盟店の経営について指導・援助を行い、その対価として加盟店が本部に加盟金・ロイヤリティなどの金銭を支払う契約です。
フランチャイズ契約は、本部にとっては効率的に多店舗展開を実現することができ、加盟店にとっては本部からの指導によりそのノウハウや知識を得ながら事業を開始・拡大することができるという利点がありますが、その反面、トラブルの多い契約形態でもあります。

具体的には、加盟店より
①契約前に受けていた本部の売り上げ予想と実際の業績に乖離がある
②契約前に想定していた本部からの指導・支援が十分に行われない
③自店舗の近隣に加盟店ができてしまい、売上が維持できない
④開店できなかったにもかかわらず加盟金が返金されない
⑤売上があがらず契約を解除しようとしたら多額の違約金を請求された
などのご相談をお受けすることが多いです。

上記のような問題やその他のフランチャイズに関わるトラブルを避けるためには、フランチャイズ契約を締結する前に、弁護士に相談のうえ、契約内容についてしっかりと精査・検討しておくことが重要です。また、フランチャイズ契約については、本部と加盟店との交渉力の差などをふまえ、裁判例上、必ずしも契約書に記載された内容が有効とは認められないとされる例もありますので、トラブルが生じた際には弁護士に相談のうえ、法的な判断をあおぐことが有益です。フランチャイズ契約に関する契約書のリーガルチェックや事後的なトラブルは、是非当事務所にご相談ください。

1　フランチャイズに関する法律問題

2　フランチャイザーの義務違反・契約違反

3　フランチャイズ契約の終了と違約金