行動規準
タイトル..
(1) フェアで正しく
弁護士は、日々、さまざまな欲望が渦巻く濁流の中にいます。私たちは、何よりもまず「正しいこと」を優先して 公明正大に行動します。
また、事件解決に際しては、何がフェアで公平なのかを考えて行動します。
私たちは、「濁流に棹さして清節を持す」とのことばを常に心の中に持ち続けます。
(2) 強く果敢に
私たちは、心に痛みを持つクライアントに深い思いやりをもって対応し、強く果敢に闘います。
事件によっては、交渉が困難を極めたり、膨大な調査が必要であったり、書面作成に長大な時間を要したりするものがあります。私たちは、そのような事件でも投げ出さず、粘り強く対応し、闘いに勝利することを目指します。
(3) 痛みを感じる
私たちは、クライアントが置かれている状況や心に感じている痛みにフォーカスします。
法的なアドバイスを行う前に、まず私たちが、身を乗り出して、クライアントの目を見てよく話しをお聴きし(傾聴)、クライアンントを受け入れ(受容)、痛みを理解して(共感)、信頼関係を構築するように努力します。
私たちは、クライアントの心を強め、エネルギーを与える存在となり、大きな信頼を得られるように努力します。
(4) 諦めずに考え抜く
クライアントからの相談事項は、従来の法律や判例に照らすと無理だという事案があります。そのようなとき、私たちは、できない理由ではなく、できる理由を見いだすべく努力します。複雑で煩雑な事案についても、諦めずに時間をかけて根気強く取り組みます。
(5) スキルを磨く
クライアントの利益の最大化を図るため、高い法的知識とスキルを身につけるよう努力します。
私たちは、交渉相手、裁判所等に提出する書面は、高い品質のものを作成できるよう努力します。
また、事件の進捗管理も適切に遂行します。クライアント及び所長に対する業務進捗の報告は速やかに行います。万一それに遅れる場合にも適時的確に連絡して信頼関係を維持します。
(6) 前向きで朗らかに
私たちは、困難な事件であっても、肯定的側面から考え、前向きに朗らかに対応します。
自分が苦境にあるからといって憮然とした表情をすることは人間として負けであると悟ります。日々、周囲に向けて快活に接し、挨拶します。クライアント、裁判官、書記官や事務官には礼儀正しく、事務所の弁護士や秘書に対しては前向きで朗らかに接します。そのことが勝てる事務所の空気となることがわかっています。
(7) 法の支配を浸透させる
日本はまだまだ弁護士が企業や個人から利用されていない現実があることを理解します。法の支配を社会に浸透させるために私たちは努力します。これは事件解決と同じかそれ以上に重要なことです。
私たちは、法の支配の光が当たっていないところにアプローチするよう努力します。
そうすることが私たちの社会に対する貢献です。